「この子と一緒に旅をしたい」
そんな願いを持つ飼い主さんは多いはず。でもシニア犬にとって旅行は、環境の変化や長時間の移動が大きな負担になることもあります。
WanP!では、シニア犬の命と安心を最優先に考え、無理のない旅の形を選ぶことをおすすめしています。ここでは、移動ストレスを減らすための具体的な工夫をご紹介します。
🗓️旅行前の準備
- 短時間の外出で慣らす
近場への散歩や短距離ドライブを繰り返し、環境変化に少しずつ慣れさせましょう。 - クレートトレーニング
移動中に安心できる「自分の場所」としてクレートを認識させることが重要です。 - 健康チェック
旅行前に獣医師に診てもらい、持病や体調の確認をしておくと安心です。
🚗移動中の工夫
- 「いつも通り」を意識する
使い慣れたブランケットやベッドを持参し、匂いで安心感を与えます。 - 水分補給をこまめに
高齢犬は脱水に弱いため、休憩ごとに水を与えるようにしましょう。 - 車移動のポイント
揺れを減らすために安定した場所にクレートを固定し、こまめに休憩を取ります。 - 公共交通機関利用時の工夫
電車を利用する場合は、事前に鉄道各社のペット規約を確認し、静かに過ごせるようお気に入りのタオルやおもちゃを用意しましょう。
🚅鉄道各社の規定について
電車でペットを持ち込む場合、JR・主要私鉄ともに「手回り品」として扱われ、専用ケースに入れることが必須です。料金は多くの会社で一律290円前後、ケースのサイズは3辺合計120cm以内、重量は10kg以内が一般的な制限です(10kg以上の動物は自家用車での移動が基本になります)。
🚉 JR各社
- 対象動物:小犬・猫・鳩・これらに類する小動物(猛獣やヘビは不可)
- ケース規定:縦・横・高さの合計が120cm以内、ケース+動物の総重量が10kg以内
- 料金:手回り品切符として 1個につき290円 を改札で購入
- 注意点:ケースから顔を出さないこと。布製で形が固定しないバッグは不可。ペットカートはサイズ超過で持ち込み不可
🚇 主要私鉄各社(関東・関西)
- 東京メトロ・都営地下鉄・東急・小田急・京王・西武・東武など
- ケースの3辺合計120cm以内
- ケース+動物の総重量10kg以内
- 料金:290円前後(手回り品扱い)
- 京成電鉄・新京成電鉄・りんかい線・東京モノレールなど一部路線
- ケースの3辺合計が 90cm以内 とより厳しい制限
- 近鉄・南海・京阪・阪神など関西私鉄
- ケースの3辺合計120cm以内
- 総重量10kg以内
- 料金:290円前後
⚠️ 注意点とリスク
- 混雑時は周囲への配慮が必須:吠えや匂いでトラブルになることもあるため、時間帯を選ぶことが望ましい。
- ペットカートは不可の場合が多い:ケースと分離できない限り、サイズ超過で持ち込みできません。
- 長距離移動は負担大:シニア犬の場合は特に、電車移動そのものがストレスになるため、必要性をよく検討しましょう。
✈️飛行機利用について
2024年1月2日に羽田空港で発生した、海上保安庁の航空機と日本航空機の地上衝突事故では、炎上する日航機内の貨物室に預けられていたペットが取り残され、命を落とすという不幸な出来事がありました。ペットを飛行機に乗せる場合、通常は「受託手荷物」または「貨物」として扱われ、非常時には置き去りにされます。
このため、WanP!ではやむを得ない事情でない限り、万が一を想定してペット同伴での飛行機利用を推奨していません。かけがえのない家族を、緊急時に連れて逃げられないというリスクを押してでも飛行機に乗るべきではないと考えます。どうしても飛行機を利用せざるを得ない場合は、一緒に連れて行くのではなく、家族や親戚、近所の犬友など信頼できる人や、普段から利用しているペットホテルに預けることも検討しましょう。
🛏️宿泊先での安心づくり
- シニア犬に優しい宿を選ぶ
バリアフリーやペット用設備が整った宿を選ぶと安心です。 - 食事は普段通り
急な食事変更は体調不良につながるため、いつものフードを持参しましょう。 - 休息スペースを確保
静かで落ち着ける場所を作り、旅先でも安心して眠れるようにします。
🛒持ち物チェックリスト
- クレート・キャリーバッグ:移動中の安心スペース
- お気に入りのタオルやベッド:匂いで安心感を与える
- 水・食器:脱水予防と「いつも通り」の食事
- 常備薬・診療記録:緊急時の備え
- トイレシート・ウェットティッシュ・マナーパンツ:粗相対策

☝️WanP!のWanPointアドバイス!
旅行は「非日常」ですが、シニア犬にとっては「いつも通り」が安心の鍵。
慣れた匂い・慣れた食事・慣れたリズムを旅先でも再現することで、移動ストレスを大幅に減らせます。